温度調節計
アナログ温度調節計
指針の動きで炉内温度を見ます。設定温度に電気容量の最大で到達しキープタイマーに入ります。設定時間終了後ひとつのプロセスが終了します。最近はあまり使われていません。
デジタル温度調節計
焼成温度とキープ時間を設定します。電気容量の最大で昇温し、設定温度に達してキープします。昇温時間は内容物の重量により違ってきます。定値制御に向いています
プログラム調節計
焼成までの時間と温度、キープ時間が設定できます。また途中での温度と時間や冷却時間も含めて全部で8段階のステップがに設定できます。それぞれのプロセスがいくつか設定でできます。昇温時間は一定です。
電力調整器
SCR(サイリスター)
電力を無段階に制御します。最大電力を調整することができます。炭化珪素や二珪化モリブデンのように温度により抵抗が大きく変わる発熱体を制御する場合に用いられます
SSR(ソリッドステートリレー)
電流のON-OFFを繰り返しながら昇温速度を調整します。SCRよりもコンパクトで安価なため良く使われます
電磁開閉器(コンダクタ)
電磁接点でON-OFFを繰り返します。入り切りのとき音がします。。
ゾーン制御
一点制御
小型の電気炉はほとんどが一点プログラム制御になります。
二点制御
縦長や奥行きがある場合に適しています。
三点制御
大型の電気炉や炉内温度ができるだけ均一にする必要があり場合に採用します。
熱電対(温度センサー)
シーズ熱電対
最高使用温度が800℃以下のときに使います。温度の反応がはやい
K熱電対
最高使用温度が1000℃以下のときに使います。R熱電対に比べ安価です。素線はアルメルークロメル。補償導線は青色を使います。
R熱電対
最高使用温度は1600℃です。素線は白金ロジウム13-白金。補償導線は黒色を使います。