HOME > 技術情報 > 型式による分類
上扉式

上扉式

小型炉に適してます。
シンプルな構造なので他の方式と比べると経済的です。
箱型の電気炉で扉を持ち上げて、上部から製品を出し入れします。上扉は両サイドのステーで三段階止まります。上扉は殆どの場合、セラミックボードを使用していますので一人で持ち上げることができます。


上扉スライド式

上扉スライド式

開口部をいっぱいに使うのに適しています。
丈夫なレンガタイプとファイバーボードを使った急昇温・省エネタイプがあります。
クレーンなどを使って重量物を出し入れしたり、上扉に装置を付属させる場合にハンドルで上扉を持ち上げスライドして使います。上扉をスライドすると炉の上は全開放になります。


上扉旋回式

上扉旋回式

加熱状態での窯入れ窯出しが容易です。
ファイバーボードを使った急昇温・省エネタイプ。
作業効率も重視したタイプです。


横扉式

横扉式 1,300℃

窯入れ窯出しが容易です。丈夫なレンガタイプとファイバーボードを使った急昇温・省エネタイプがあります。作業効率も重視したタイプです。製品や部品の取出しが容易で体に負担をかけません。棚板を積んだ状態でも製品を取り出すことができます。大型炉に適してます。


横扉式

横扉式 850℃

窯入れ窯出しが容易です。
保温レンガタイプを使った経済的な徐冷タイプ。アニール・上絵付けに使います。


横扉式

横扉式 850℃・1,000℃

ファイバーボードを使った急昇温・省エネタイプ。作業効率も重視したタイプです。製品や部品の取出しが容易で体に負担をかけません。セラミックパイプを数段使って作業効率と均熱を図ることができます。


台車式

台車式 850℃

重量物や幅広の焼成・熱処理に適してます。
台車を使って製品・材料を出し入れするので労力が少なくて済みます。扉や炉床にもヒーターを配置しているので炉内の温度ムラがありません。


台車式

台車式 1,300℃

ヒーターは断熱レンガに溝加工し5面に配置。炉内全体から輻射され温度ムラがありません。


台車式

台車式 1,500℃

SIC発熱体を使った高温仕様


台車式

台車式 850℃ 1,000℃

セラミックファイバーを使った省エネ・急昇温タイプ。台車と扉が一体で扉・炉床にもヒーターを配置した5面加熱。温度バランスが良い電気炉です。


前扉昇降式

前扉昇降式

適用温度850℃から1,500℃
ファイバーボードを使った急昇温・省エネタイプ
前扉はギアードモーターを使って開閉させます。主にSIC発熱体を使った3ゾーン制御 


炉床昇降式

炉床昇降式

適用温度1,300℃から1,800℃
カンタルスーパーを使った高温仕様
4面にヒーターを配置しているので温度ムラが少ない。炉床は前引き出し式